ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、4、16)

縦横・・2.5×5cm

印篆で刻した「椿萱共康」(椿萱共に康し)で、父母が共

に健やかに生きている事である。己は親不孝を重ねた

が、心底には常にこの思いが有った。「椿」は「椿府」の

事で父親を指し、「萱」は「萱堂」の事で母親を指す。『荘

子』の逍遙遊に、「上古に大椿と言う者有り、八千歳を以

て春と爲す」と有り、『詩經』の衛風伯兮に、「焉んぞ諼(

萱)草を得て、言《われ》之を背に樹えん」と有る。亦た唐

の牟融の「送徐浩」に、「知る君が此の去情の偏に切な

るを、堂上の椿萱雪頭に満つ」と有る。己の場合は、「堂

上無椿萱、故家成猪巣」、更に言えば「不惑二娘思椿萱

、吾頭得雪不勝簪」であろうか。


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