ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印一顆(現代、AD2026、4、20) |
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縦横・・4.9×2.1cm 『三國志』呂蒙傳注引江表傳の一語と、『新五代史』桑維翰 傳の一語を、古璽文の朱白で刻した、「手不釋卷鐵硯未穿 」(手は卷を釋かず鐵硯は未だ穿たず)で、常に手から書物 を離さず、堅い意志で學問に励む事である。江表傳には、 「光武兵馬の務に當るも手は卷を釋かず、・・・卿何ぞ獨り 自ら勉せざるや」と有り、桑維翰傳には、「鐵硯を鑄し以 て人に示して曰く、硯弊るれば則ち改めて佗仕せんと、卒 に進士及第を以てす」と有る。己を省みるに、果たしてここ まで學問に励んだのだろうかと思う。確かに漢籍を手放す 事は無かったが、結局はそこそこだった様に思う。何處か にこれで良いかと言う思いが無かったとは、決して言い切 れ無いのである。古人の言葉を見るに付け、悔悟の思い が己の胸底を掻き毟る。 |