ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、4、21)

縦横・・4.9×2.1cm

唐の杜牧の「阿房宮賦」の一句を、金文で刻した「鼎鐺

玉石金塊珠礫」(鼎をば鐺とし玉をば石とし金をば塊とし

珠をば礫とす)で、並外れた桁外れの贅沢を盡くす様子

を表した言葉である。阿房宮賦には、「鼎をば鐺に玉を

ば石に金をば塊に珠をば礫に、棄擲せられて邐迤し、秦

人之を視るも亦た甚だしくは惜しまず、ああ一人の心は

千萬人の心なり」と有る。しかし、後期高齢者の己にとっ

ては別の意味で、鼎も玉も金も珠も興味など無い、所詮

彼岸には持って行けぬ邪魔物でしかない。


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