ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、5、7)

縦横・・5×2.4cm

『孫子』九地篇の一語と『後漢書』黨錮傳序の一語を、

繋いで金文で刻した「同舟而濟黨同伐異」(舟を同じく

して濟り同じきに黨《たむろ》し異を伐つ)で、普段は爭

っていても共通の利害に逢うと互いに助け合い、更には

主義主張が共通すると、互いに仲間を組んで異なる者

を排撃する事である。九地篇には、「夫れ呉人と越人と

は相悪むなり、其の舟を同じくして濟り、風に遇ふに當

らば、其の相救ふや左右の手の如し」と有り、黨錮傳

には、「石渠分爭の論、黨同伐異の説有るに至りて、守

文の徒、時に盛んなり」と有る。國際情勢を見るに付け

この様な思いを持たざるを得ないが、これは何も國家

間の様子のみに止まらず、人間關係に於いても良く見

られる傾向であり、異なる意見には徒黨を組んで責め

立てる。


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