ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2026、6、18)

縦横・・2.3×2.3cm

『漢書』循吏傳(龔遂)の一語を古璽文で、『濳夫論』賢難

篇の一語を甲骨文の回印で、各々刻した「賣劍買牛」(劍

を賣り牛を買ふ)と、「吠形吠聲」(形に吠え聲に吠ゆ)とで

ある。「賣劍云々」は武器を棄てて農耕に歸る事で、循吏

傳には、「民に刀劍を帯持する者有り、劍を賣り牛を買ひ、

刀を賣り犢を買はしめて曰く、何爲れぞ牛を帯し犢を佩せ

ざらんと」と有る。亦た「吠形云々」は、根據の無い事でも

誰か一人が言い出すと、多くの人々が真偽を確認もせず

一齊に騒ぎ囃し立てる事で、まるで現代のネットの炎上の

様な行爲を指す。賢難篇には、「一犬形に吠え百犬聲に吠

ゆ、世の此を疾むや固より久し」と有る。


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