ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、7、31)

縦横・・3×2.5cm

『史記』汲黯傳の一語を、古璽文で刻した「庇葉傷枝」(

葉を庇り枝を傷つく)で、些細な事に拘って大局を見誤る

事である。汲黯傳には、「陛下は匈奴の資を得て以て天

下に謝すること能はず、又微文を以て無知の者五百餘

人を殺すを縱す、是れ所謂其の葉を庇りて枝を傷つくる

者なり、臣は竊に陛下の爲に取らざるなり」と有る。己は

凡人故に、葉を庇り枝を傷つく行爲は、過去に複數回有

った。其の時は反省して二度とするまい、と思うのである

が、時が經つと亦た同じ誤りを繰り返す、凡人の凡人た

る所以でもある。


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