ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、8、22)

縦横・・5×2cm

唐の賈島の「度桑乾」から、甲骨文で刻した「并州之情」

(并州の情)で、他郷に住んでいても、いざ離れるとなる

と、逆に故郷の様に思われる、と言う事である。度桑乾

には、「客舍并州已に十霜、歸心日夜咸陽を憶ふ、端

無くも更に度る桑乾の水、却って望めば并州は是れ故

郷」と有る。己も東京に客舍して半世紀以上、其れでも

故郷は心に在って、歸心が全く無い譯では無い。賈島

の詩を捩って拙い句を作れば、「客舍板東六十霜、歸

心日夜伯太を憶ふ、端無くも更に度たる利根の水、却っ

て望めば江戸は是れ故郷」とでも成るであろう。


[ギャラリー一覧へ戻る]