ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、8、28)

縦横・・5.9×1.5cm

『論衡」自紀篇の一語を、金文で刻した「閉明塞聡」(明

を閉じ聡を塞ぐ)で、「明」とは「目」で「聡」とは「耳」で、外

界の事物と接触を断つ事であり、現實逃避の意味にも

使われる。自紀篇には、「氣を養ひ自ら守り、食に適ひ

酒を節し、明を閉じ聡を塞ぎ、精を愛みて自ら保んず」と

有る。後期高齢者ともなると、身體の自由も利かず思考

も劣化する、故に「閉明塞聡、愛精自保」せんと願うので

あるが、諸般の事情が其れを許さない。


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