ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2026、10、3) |
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縦横・・.2.4×2m 『漢書』敍傳上の一句を、金文で刻した「上无蔕下無根」( 上に蔕无く下に根無し)と、『淮南子』原道訓の一語を、甲 骨文で刻した「以身役物」(身を以て物に役せらる)とであ る。「上无云々」は、據り所が全く無い事で、敍傳上には、「 上に蔕とする所無く下に根とする所無し、獨り意を宇宙の 外に攄べ、思を豪芒の内に鋭す」と有る。亦た「以身云々」 は、外界の物事に煩わされる事で、原道訓には、「聖人は 身を以て物に役せられず、欲を以て和を滑らず」と有る。最 近身を以て物に役せらるる事が、非常に多くなった、其れは 携帯電話のスマホである。乗り物にしろ何にしろチケットは 全てスマホ申し込み、パスポートも何かの申請もスマホ、ち ょっとでも間違うとやり直し、イライラして「どうなっているん だ」と自分で聲を擧げ、面倒くさい事この上無い。昔の様に 自ら出向いて對面で話し、手書きで申請し、いつもにこにこ 現金払い、が一番便利だと、昭和の老人は思っている。 |